2018年5月24日木曜日

音訳におけるフレージングとは(言葉のつながりを考える)

こんにちは、
の音訳の部屋へようこそ!


さて、今回はフレージングについての2回目ということで「言葉のつながりを考える」というテーマでお話をさせていただきます。

まず、こちらの文章を御覧ください。

『先日亡くなった妹の兄が三年ぶりに遊びに来ました』

さらっと読んでしまった、そこのあなた!

亡くなった方」が遊びに来るような内容になってはいませんか!?
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言葉のつながりを考えて「音を切り」、適切な場所で「ピッチを高く」しないと全く異なる文章になってしまいます。

上の文章は、言葉のつながりを考えてフレージングするとこうなります。

『先日 / 亡くなった妹の兄が / 三年ぶりに遊びに来ました』

文章は言葉のつながりです。

文章をどこまでをひと続きで読むか(音を続けるか)によって内容が変わってしまうことがよくあります。

別の言葉で言うと文章をどこで切るかということです。

音のひとかたまりをフレーズといいますが、私たちは無意識のうちにフレーズをつくって読んでいます。

話をするときも同じで、前の言葉と後ろの言葉の関係を無意識のうちに「ピッチ」と「間(ま)」で伝えています。

言葉の意味がつながっていないときは、前の言葉で止めて、後ろの言葉のピッチは上がっています。

反対に前の言葉と後ろの言葉の意味がつながっているときは、後ろのピッチは自然に下ります。


以上が、フレーズについての「言葉のつながりを考える」でした。

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