2018年5月23日水曜日

視覚障害者について その2

ようこそ、の音訳の部屋へ!

「視覚障害者について その1」では、具体的に視覚障害の様々な特性や点字が読める人の割合などについてふれてきました。
今回はその2ということで視覚障害者は普段どんな方法で情報のやりとりを行っているのかについて考えます。
まず、視覚障害の方で耳が聞こえる方はテレビやラジオから多くの情報を得ている場合が多いと思います。
私の知り合いには視覚障害者ですがスマホ(iPhone)をフル活用し、ラジオなどで常に情報を収集している方もいらっしゃいます。
VoiceOver機能を使い、文字入力は持ち運びやすいキーボードを持っていました。
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また、読書については録音資料を利用する方がいらっしゃいまして図書館の対面音訳を利用する人もいます。
日常生活では郵便物や今すぐ確認したい、しなければいけない資料は家族やガイドヘルパーさんに代読してもらう場合もあります。
これまで視覚障害者が情報を入手するという点について考えましたが、視覚障害者が情報を発信する方法はどのような方法があるのでしょうか。
スマホやノートPCで文字を入力する、(弱視の人であれば)大きな文字で書き表す、自分の声をボイスレコーダーに録音してメモをとるなどなど、当事者の使いやすい道具を使って情報を発信する事ができると思います。
また、パソコンは画面情報を音声で読み上げるソフト「スクリーンリーダー」というものがありますので、画面情報はそのソフトを使って理解することができます。
さらに、「サピエ図書館」を利用したり、テキストデータ化された図書を読んだり、ネット検索を楽しんだり、SNSやホームページを使用して自己表現をする方もいらっしゃいます。
ただし、視覚障害者の中でもパソコンを使える人と使えない人の情報格差は大きく、使えない人にとっても情報の入手、発信ができるような仕組みやサービスの普及が求められています。
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それではポイントです。
▼POINT
・視覚障害者は障害特性や自分が扱いやすい方法で情報を得ている。
・パソコンにはスクリーンリーダーというソフトを使うことで画面情報を読み上げることができる。
・視覚障害者の中で自分にあった情報の受け取り方(発信の仕方)が見つからない人は、そうでない人と情報の格差が生じている。


以上です。

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