たぬきちの音訳の部屋へようこそ!
みなさま、
アクセント、気にされたことありますか??
関西弁、博多弁、名古屋弁なんてありますが、どれも地域から伝わる独特なアクセントやイントネーションを使用しています。
私は結構そういったそれぞれの地域の良さが伝わる方言は好きですが、音訳においては基本的に東京弁(と言ったら語弊がありますが)「共通語アクセント」を使用します。
イメージとしてNHKのニュースキャスターが使用するのが共通語アクセントという感じでしょうか。
ただし、
音訳において共通語アクセントを使用するといってもアクセントが若干ずれていても情報は伝わりますので、気にしすぎず気にする感じで良いかと思います。
とはいえ、
アクセントが変わると他の意味になってしまう場合や読みはじめのタイトル、音訳文書中によく出る言葉については優先的にアクセントに注意して読むほうが良いでしょう。
さて、共通語アクセントの特徴を簡単にご紹介します。
1.高低アクセントである。
2.一拍目と二拍目とは、音の高さが違う。
3.一語の中で、高い部分が離れた二箇所以上の拍に出てこない。
4.最後の拍が高い語には、その後につく助詞が、同じ高さでつくものと低くつくものがある。
また、音訳でしかあまり聞かない単語かもしれませんが、音訳ではアクセントの型というものがあります。
「平板型」・・・
へいばんがた、と読みます。最後の拍のあとに助詞が同じ高さでつく
「頭高型」・・・
あたまだかがた、と読みます。一拍目が高く、二拍目以降が低くなる
「中高型」・・・
なかだかがた、と読みます。一拍目が低く、2拍目以降が高くなり、また低くなる。
「尾高型」・・・
おだかがた、と読みます。最後の拍の後に助詞が低くつく
以上の4つが音訳で使用するアクセントの型です。
ですから、
音訳者の方はよくアクセント辞典を見ながら「この単語は平板型だからこう読むんだな!」などと確認されているわけです。
専門用語?とはいえ、なんとなく文字からアクセントの形が想像できるところはやさしいのですが、
どれも”噛みやすく”、授業中に先生から
「これは何型ですか」
なんて聞かれると分かっていても、
「中高型です!」と言うときの集中力と言ったらもう。。。
これまでに何度、中高型を
中田型
と言って赤面して公開処刑された人を見てきたことか。。。
ということで、今回はアクセントについてのお話でした。

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